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愛情たっぷり込めた和食を被災地に届けたい

今回インタビューにご協力いただいたのは稲葉江里さん。

寿司・和食コース(3か月)の卒業生です。

これまでは陶芸一筋だったということで寿司・和食は全くの未経験だった稲葉さん。

そんな稲葉さんが寿司だけでなく和食も学ぼうと思った理由は何だったのでしょうか。

被災地に和食店を開きたい

震災後、被災地のいわき市の雰囲気はがらっと変わりました。

若い世代が次々と出て行ってしまったのでお年寄りが多くなったんです。

そんないわき市に、お年寄りが和やかに集うことができる場所が必要になり、地元で施設建築の話が進んでいました。

その施設の中に飲食店を構えることになり、私たち夫婦に声がかかったんです。

せっかくなら、体に良くて美味しい和食店を作りたい、そう思ったのが受講を考えたきっかけです。

それから学校を探したのですが、短期のものはほとんどなくてお料理教室のようなところしか見つかりませんでした。

特に魚を学びたいと思っていたので、お魚ならお寿司かなと単純に思って、まずはお寿司を勉強することにしたんです。

寿司は和食の代表なので、間違いなく勉強になるだろうとも思いました。

愛情をたっぷりこめて作る和食

2ヶ月コースでも、寿司だけでなく出汁や天ぷら、酢の物などの和食や魚を使った料理を学ぶことはできました。

最初はそれで十分かなとも思ったのですが、料理って不思議なもので、やればやるほど自分の知らないことがどんどん出てくるんです。

もっと色々なことを知りたい、もっとできるようになりたい。そんな想いから、夫と一緒に1か月の和食講座を受けることに決めました。

実際に和食を掘り下げて勉強してみて、本当に和食って奥が深いんだなと感じました。

お店で食べる時にはそんな風に感じなかったのに、見えないところこんなに手をかけていたんだなあって今ならわかります。

下ごしらえや段取りなど、やらなくてはいけないことがすごく多いんです。

でも美味しく食べてもらうためには絶対に必要なこと。

一見シンプルに見えるけれど、そこにはいっぱい愛情がつまっているんですよね。

楽しくて、くたくたで。

この和食講座を受けるメリットはたくさんありました。

外国人と一緒に学ぶことができるので、色々な発見があります。

例えば、盛り付け方。

日本人にはない発想での盛り付けを見るととっても新鮮で勉強になります。

あとは、和食に関する英語を覚えることもできるので一石二鳥です。

授業は全部、純粋に楽しかったです。

手を動かして何かを作ることが大好きなので何をやっても楽しく感じました。

ただ、特に和食の授業はとっても頭を使うので疲れましたね。

何品も同時に作るわけですから、いつも頭で次の工程を考えながら作業しなければならないので。

主人も私も、帰宅するともうぐったり。毎日くたくたでした。

それでも毎日必ずその日のノートは見返すようにしていましたね。

反復練習が成功のカギ

この学校のすごいところは、どんな方でも努力すればできるようになるということ。

私のクラスにも、何十年もサラリーマンをやってきて包丁も握ったいことがないような方もいました。

最初は、どうなっちゃうんだろうと思って見ていたのですが・・・

終わる頃には予想以上にちゃんとできるようになるんですよね。

私は大学を出たあと陶芸を勉強していたのですが、寿司の勉強と近いなと思う部分があります。

それは、反復練習が本当に大切だということ。陶芸は作っては壊し、作っては壊の繰り返しでした。

お寿司も同じでした。何度も何度も握ったり巻いたりを繰り返して感覚を覚えていくんです。

何かを習得するには反復練習って絶対必要なんですよね。

あとは、先生方の丁寧なフォロー。おかげで私を含め皆がぐんぐん成長できました。

どんな年齢の方でも、経験が全くない方でも気持ちさえあれば大丈夫。そう思います。

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あなたは寿司の技術を何に活かしますか?その最終目標までの最短ルートをカウンセラーがお一人おひとりの状況に合わせてアドバイスいたします。

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